「最新アメリカの不動産マーケット」

~起業編~
サトシ
サトシ

こんにちは!サトシです。

2年2か月に渡るアメリカ・オレゴン州ポートランド、9カ月に渡る沖縄の単身赴任の旅を終えて、2021年3月5日に23年間のサラリーマン人生に終止符を打ちました。

2021年3月9日より東京都品川区南大井で不動産を主に取り扱う「Anchors株式会社」を起業して、1年が過ぎました。2人の仲間も加わり、一緒に会社が成長していく様子を応援してもらえるとうれしいです!

     

いつもここからお買い物いただいてありがとうございます。応援になります!

今回もいつものアメリカの不動産マーケット情報をやっていきます。

とうとう、アメリカでは空前絶後の低金利時代は終わったとみています。

FRBが今月2018年以来初めてとなる政策金利の引き上げを決定したんよね。それで、一時期ロシアのウクライナ侵攻と相まって、アメリカの株が激下がりしてたもんな。とうとう今月に入ってアメリカの住宅ローンの30年固定金利は4%を超え、2019年5月以来の高い数値となってるもんな。

2021年1月に2.65%で借りられてんよな。こん時はめちゃくちゃ安かったよなぁ。アメリカに住んでいるお友達がこの時に自宅をアメリカで買ったんよなぁ。良かったなぁ。まだ、今年の初めも3.22%だったんやけど、とうとう4%を超えたなぁ。

ただし、歴史的に見ると4%前後の住宅ローン金利は低いレベルなんよね。さすが、アメリカ、裕福な国じゃの。

ではいつものようにデータを見ていきますが、こういうの頭が痛くなるから読まない人が多いけど、興味のない人は読まなくて大丈夫ですよ(笑)。私が書いている補足の文だけでもある程度、雰囲気はわかると思います。

<住宅着工件数>

新築住宅の着工件数はだいぶ回復したなぁ。ウッドショックからだいぶ回復してきたと見てええんかな?日本でもプレカットの価格は高いけど、納入はだいぶ早くなってきたみたいやしな。

2022年2月

着工件数:   177万戸 前月比 +6.8%  前年比  +22.3%

うち一戸建て:   122万戸 前月比  +5.7%  前年比  +13.7%

うち集合住宅:     50万戸     前月比 +0.8%      前年比  +37.3%

<中古住宅取引件数>

中古住宅は相変わらず在庫が少ないなぁ。こんだけ需要があって、在庫がないと価格も上がるよな。ってことはまだまだ上がる可能性大やな。

2022年2月    

中古取引件数:602万戸 前月比 -7.2% 前年比 -2.4%

販売在庫数:   87万戸     前月比  +2.4% 前年比 -15.5%

中間価格:$357,300    前月比  +2.4%    前年比 +15.0%

<ケースシラー住宅価格指数>  2022年1月(2000年1月を100として換算した指数)

すごいよなぁ、上がり続けてるよなぁ。価格。

全米平均      281.85  前年比 +19.2%

20都市平均    289.73      同 +19.1%

ニューヨーク    257.56    同 +13.5% 

ロスアンジェルス  384.99    同 +19.9% 

ポートランド       314.70    同 +17.7% 

<メディア記事抜粋>

【ウォールストリートジャーナル 2022/3/18/】

住宅ローンの超低金利時代は終了した模様

FRBが今月2018年以来初めてとなる政策金利の引き上げを決定、住宅ローンの30年固定金利は4%を超え、2019年5月以来の高い数値となっている

同金利は2021年1月に2.65%、今年の初めも3.22%だった

ただし、歴史的に見ると4%前後の住宅ローン金利は低いレベル

【ウォールストリートジャーナル 2022/3/19/】

中古住宅の取引件数はローン金利の上昇と販売在庫の減少で前月比7.2%のマイナス

住宅購入需要は供給量を大幅に上回っており、金利上昇前に購入を希望する顧客も多い

買い替え先の住宅価格が高騰しているので、売りを控える買替え客が多く、販売在庫の減少につながっている様子

購入競争は激しく、リスト価格(売却物件として市場に出た価格)を上回る契約も多い

中古住宅の中間価格は前年比で15%アップ

高騰する価格、少ない販売在庫、また上昇するローン金利によって、特に一次取得者が買いづらい状況となっている

2月末の中古住宅の販売在庫数は870,000戸で、前年比で15.5%のマイナス

【ウォールストリートジャーナル 2022/3/30/】

1月のケースシラー指数によると、販売在庫数が減少していることもあり、住宅価格指数が前年比19.2%と大きく上昇

2021年度は住宅価格が上昇したが、2022年も需要が供給を大きく上回っており、また販売在庫数が少ないために過当競争が発生し、多くの売買がリスト価格を上回る取引となっている

因みに販売在庫数は全米不動産協会がデータを取り始めた1999年以来最低となっている

住宅ローン金利の上昇が予想されているため、買い急ぎに拍車をかけている様子

現在のローン金利は30年固定で4.4%

都市別ではアリゾナ州のフェニックスが前年比32.6%増でトップ、次がフロリダ州のタンパが同30.8%となっている

【ウォールストリートジャーナル 2022/4/1/】

30年固定の住宅ローン金利平均が4.67%に上昇

2018年12月以来最高で、多くの専門家の予想を上回る数値

通常はローン金利が上がると不動産マーケットを冷やすが、現在は販売在庫数が非常に少なく、また底堅い住宅購入需要があるので、ブームの終焉はまだ来ないと見られている

ただ収入が低い購入層がますます買いづらい状況になっている

【しめ】

今月のアメリカ不動産マーケット情報はこんな感じです。

まだまだ、アメリカの不動産のマーケットの勢いは落ちる気配がないなぁ。