「最新アメリカの不動産マーケット」

不動産・住宅・投資用不動産(日本・アメリカ)
サトシ
サトシ

こんにちは!サトシです。

2年2か月に渡るアメリカ・オレゴン州ポートランド、9カ月に渡る沖縄の単身赴任の旅を終えて、2021年3月5日に23年間のサラリーマン人生に終止符を打ちました。

2021年3月9日より東京都品川区南大井で不動産を主に取り扱う「Anchors株式会社」を起業して、1年が過ぎました。2人の仲間も加わり、一緒に会社が成長していく様子を応援してもらえるとうれしいです!

     

いつもここからお買い物いただいてありがとうございます。応援になります!

いつもアメリカの不動さんマーケット情報にグラフとか入れてたけど、今回から【まとめ】でデータを読み込んだ感想と雑誌の記事の抜粋の感想を書くわ。

いつもグラフとかデータを入れてたけど、文章が長くなりすぎるから、今回はこの形式でやってみます。

今回は結構アメリカのマーケットにも変化が出てきているので、お金の大好きな人は必読やで(笑)。

じゃあ、雑誌の抜粋を見ていくか。

<メディア記事抜粋>

「オレゴニアン 7/3/2022」

・住宅ローン金利の上昇が、ポートランドの人々の住宅購入を難しくしている

・ローン金利は2021年12月の約3%から現在の約6%と2倍に急上昇

・この上昇によりポートランドエリアでは168,000人がマーケットから追い出されたという試算

・一般の人は、ただでさえインフレで出費が増えており、普通に生活するのも大変になってきている状況

・不動産サイトのZillowによると2000年1月(約22年前)に$180,000だった住宅は、今年の5月には$588,000(約3.3倍)になっているということ

「ウォールストリートジャーナル 7/9/2022」

・記録的な価格高騰と住宅ローン金利上昇のため、5月度の住宅の買いやすさを示す指標(Housing Affordability Index)は102.5となり、バブル期2006年の100.5以来最低になった。この指標は中古住宅の中間価格、一般世帯の中間所得、また住宅ローン平均金利から算出される

・ここ2年間は低いローン金利のため、比較的買いやすかったが、今年の急激な金利上昇により急速に買いづらい状況に変化した

・30年固定ローンを利用した中間的な住宅を購入した場合、月の支払額は昨年2021年5月には$1,220だったが、今年2022年5月には$1,842と大幅に増加

・この結果多くの購入希望者が住宅取得を諦めており、中古住宅の取引数は4カ月連続で減少

・今年末にかけて住宅価格は下落に向かうとみる意見と、販売在庫の少なさを理由に、今後も上昇を続けるとみる意見に二分されている状況

「ウォールストリートジャーナル 7/20/2022」

・6月の住宅着工件数は前月比マイナス2%となり、2カ月連続で前月比減

・減少の理由は住宅ローン金利の上昇と、住宅購入ブームが落ち着いてきたため、また記録的に高騰した住宅価格も住宅購入意欲を削いでいる

・ビルダーは現在建築中の物件に対しての、今後のマーケットの影響を危惧

・多くのビルダーは、インフレや高すぎる土地価格、また建築資材のコスト上昇により、新規の住宅着工を見合わせている状況(NAHB会長)

「ウォールストリートジャーナル 7/21/2022」

・米国の住宅マーケットは高騰した価格とローン金利上昇により急速にクールダウン

・パンデミックにより起こった不動産マーケットの活況は止まり、今後予想されている不況につながる可能性を専門家は指摘

・6月の中古住宅の中間価格は$416,000と前年比13.4%上昇する一方、取引件数は前年比で5.4%減少し、前月比での減少は5カ月連続となっている

・現在住宅価格が不安定となっており、6月の全契約のうち約15%が不成立となった

・購入希望者は今後のマーケットがどうなるか、様子見の状況

・販売在庫は増加傾向で6月は126万戸となり、前月比では9.6%の増、売上げに対し3カ月分となっている

・ちなみに先週の住宅ローン30年固定金利は5.51%で年初の2.88%から大幅に上昇

「ウォールストリートジャーナル 7/27/2022」

・5月のケースシラー住宅価格指数は全米平均で前年比で19.7%の増加と、相変わらず高い上昇となった (ケースシラー指数は2カ月遅れの数値)

・価格の高騰が、購入希望者ををマーケットから追い出す結果となっている

・一方、6月の新築戸建て住宅販売件数は前月比でマイナス8.1%と2020年4月以来最大の下落

・新築の中間価格は$402,400となり、前年比では7.4%増加だが、前月比では9.5%の減少

・専門家は狂乱の売り手市場マーケットが落ち着きを取り戻してきたとみている

【まとめ】

記事の抜粋を見てるとそろそろ、踊り場に来てるなぁ。実際にバイヤーも様子を見始めているのがわかるし。何と言っても、中古市場の在庫数が増えたのが気になるな。アメリカの不動産マーケットは中古市場が引っ張っているから、そこの購入希望者が様子見をしてるっていうのがな。金利も6%に近くなってきてるからな。でも、そう考えたら日本の住宅ローンの金利なんか0.5%くらいやろ。金利ないんと同じやんな。海外から見たら、かなり魅力的な市場になってるよな。アメリカの不動産が2000年から3倍以上の価格で売れてて、しかもこの高金利。日本の不動産マーケットも価格は上がったとはいえ、2000年から1.5倍くらいやもんな。東京なんて世界でも最大級の都市やのにな。

今後もし、アメリカの不動産マーケットがスローになるとして、アメリカの不動産市場で不動産に向いていたお金の行き先がどこに行くのかが気になるところです。日本のまだまだ安い不動産めがけてきたら、不動産価格の更なる高騰とかでほんまに一般の人が買えなくなるから、お金がこっちに向いて欲しくないよな。

こうやってアメリカのマーケットを見ていると、日本の不動産マーケットのみを見ているのと感覚が変わるよな。なので、今後もアメリカの不動産マーケットは注視していきます。