「不動産投資家必見!7月のアメリカの不動産マーケット」

不動産・住宅・投資用不動産(日本・アメリカ)
サトシ
サトシ

こんにちは!サトシです。

昨年2年2か月に渡るアメリカ・オレゴン州ポートランドの単身赴任の旅から戻ってきて、5月から単身赴任で沖縄に出向して住んでいましたが、2021年3月5日で23年間のサラリーマン人生を卒業し、東京品川区南大井で不動産を主に取り扱う「Anchors株式会社」を起業することになりました。一緒に会社が成長していく様子を応援してもらえるとうれしいです!

   

いつもここからお買い物いただいてありがとうございます。応援になります!

さてさて、毎月ほぼ恒例のアメリカの不動産マーケット情報を発信します!

今回は7月のマーケットです。アメリカの動きは本当に重要だから、興味のある人はしっかりデータをご自身で読み取って下さい。特に不動産の投資をやっている人は。

あんまり投資をしていない人はアメリカのマーケットはこんな感じだと読んで下さい。

アメリカの不動産はそれにしても止まらんなぁ。どこまで行くんやろ?

<各種データ>

まず、住宅着工件数から見ていきましょう。

2021年7月着工件数:153万戸 前月比 -7.0% 前年比 +2.5%

   うち一戸建て: 111万戸 前月比 -4.5% 前年比 +11.7%

   うち集合住宅:  47万戸     前月比 -13.6% 前年比 -16.3%

ここ10年では今年はすごい勢いで着工件数が伸びていますが、それでも着工件数がぜんぜん足りていない状況です。賃料の高騰も原因の1つです。この賃料の上昇って、すごく大事で日本は不動産価格が上がっても賃料が大きく上昇しないから、利回りが伸びないんだよなぁ。アメリカは賃料高すぎて、家買わなあかんみたいな感じになってるからなぁ。

簡単に言うと賃料高すぎるから家買った方が安いぞ→一般の方は家買おう→投資家は更に投資して賃料が上がる→やべぇ、また賃料上がった家買おう。みたいなサイクルなんですよね。

それにアメリカの歴史的な低金利も購入を後押ししています。

「中古住宅取引件数」

中古住宅の取引件数も堅調です。そりゃそうやな。賃料が高すぎるからな今。取引件数も中間価格もすごく上がってるなぁ。私がポートランドにいた2~3年前は中間価格が28万ドルくらいちゃうかったかなぁ?

2021年7月中古取引件数:599万戸 前月比 +2.0% 前年比 +1.5%

販売在庫数:132万戸 前月比 +7.3% 前年比 -12.0%

中間価格:$359,900   前年比 +17.8%

「ケースシラー住宅価格指数 2021年6月」 (2000年1月を100として換算した指数)

2000年から見たら不動産価格がシアトルとかポートランドは3倍になっとんなぁ。

めちゃくちゃすごいことになってるね。

20都市平均    268.21 前年比 +19.1%

ニューヨーク    238.43   同 +16.7% 

ロスアンジェルス  353.42    同 +18.7% 

シアトル      340.60   同 +25.0% 

ポートランド       297.99   同 +19.2% 

<メディア記事抜粋>

「ウォールストリートジャーナル 9/1/21」

住宅価格は手堅い需要に供給が追い付かず、6月に前年比で最大の伸び率を記録

ケースシラー指数(全米)は前年比で18.6%の上昇で、1987年に記録を取始めてから最高値

20都市の中ではアリゾナ州のフェニックスの伸びが最大で、前年比+29.3%

売り物件が少ないことと歴史的な低金利を背景に今年住宅価格は急激な上昇を続けている

今年の春夏は売りに出すと複数の申し込みが入り、リスト価格より高値で取引している

中古住宅中間価格も前年比で17.8%の上昇を記録

「ウォールストリートジャーナル 9/1/21」

過熱したマーケットで住宅購入競争に敗れた人は一戸建家賃の高騰に悩まされることになる

アメリカの7月の一戸建て賃貸物件のレントは前年比で13%上昇、過去5年で最大の上昇

この上昇は住宅を購入できない人が多いことに加え、パンデミックで郊外の一戸建賃貸物件に移る人が増えたことによる

アパートの賃料も上昇しているが、7月は前年比で8.3%と戸建に比べ低くなっている

一戸建て賃貸物件に投資運用しているInvitaion HomesやAmerican Homes 4 rentは2020年2月以降株価が約38%上昇

大手投資会社を含む投資家は2021年上半期に住宅に870億ドル(9兆5千億円)投資

BlackstoneとGoldman Sachsだけで110億ドル(1兆2千億円)を住宅に投資

このため一般顧客が買いづらくなっている

不動産情報ネット大手Redfinによると2021年下期の6物件に一つは投資家が購入すると予想

すごい投資家たちの買いが強いんやなぁ。そりゃ賃料が取れて需要がかなりあるんやったら買うよな。金持ち強い。

今はグローバル経済で世界のマーケットはつながっているから、日本だけを考えるんじゃなくて、アメリカとかヨーロッパ、アジア諸国などを見ていって判断しないと判断を間違えるから、参考にして下さいね。

じゃあ、今日も1日がんばっていきまっしょい!