2020年12月のアメリカの不動産マーケット

不動産・住宅・投資用不動産(日本・アメリカ)
サトシ
サトシ

こんにちは!サトシです。

先日、2年2か月に渡るアメリカはオレゴン州ポートランドの単身赴任の旅から戻ってきて半年が経ちました。去年の5月から独りで沖縄に住んでますが、今年はまた新しい生活をはじまりそうな予感がしています。

   

さて、今回も恒例のアメリカの不動産マーケット情報を発信していきます!

アメリカ不動産マーケット情報『2020年12月度』

「住宅着工件数」

2020年12月着工件数:167万戸 前月比プラス5.8% 前年比プラス5.2%

   うち一戸建て: 134万戸 前月比プラス12.0%  前年比プラス27.8%

*集合住宅は31万戸で前月比マイナス15.2%、前年比マイナス40.0%

集合住宅はコロナとかの影響で着工件数が減ったんかな?

「中古住宅取引件数」

2020年12月中古取引件数:676万戸 前月比プラス0.7% 前年比プラス22.2%

販売在庫数:107万戸 前月比マイナス16.4% 前年比マイナス23.0%

*販売在庫数が取引数に換算して1.9か月分と減少。価格上昇の要因となっている。

「住宅価格指数 ケースシラー20都市平均」

2020年11月ケースシラー20都市平均:238.5ポイント 前年比プラス9.1ポイント

主な都市  : ロスアンジェルス 315.3ポイント  前年比プラス9.0% 

シカゴ  154.4ポイント 同 プラス7.2% 

ニューヨーク  219.5ポイント 同プラス8.2% 

ポートランド  263.1ポイント 同プラス9.5% 

軒並みケースシラーも上がっとんな。

<メディア記事抜粋>

『オレゴニアン 1/22/2021』

■全米中古住宅前月比プラス0.7%

■年間の取引数は過去14年間で最高

■中間価格は$309,800となり昨年比12.9%アップ

■好調の理由は低金利とパンデミックの影響でリモートワークが行き渡り、より大きな住宅に住み替える需要が増えたこと

■2021年はこの傾向が続くが、ワクチンが行き渡り景気が良くなれば金利は上昇に転じる可能性

『ウォールストリートジャーナル 1/22/2021』

■アメリカ人の一つの住宅に住み続ける年数が伸びている

■2020年の平均年数は13年で2010年の8.7年から大きく伸びた

■20年以上住み続けている人の割合は2005年は8.6%だったのが、2020年は25.1%(4人に1人)に上昇

理由の一つに供給不足と価格高騰のため次に住む家を見つけにくいことがあげられている

『ウォールストリートジャーナル 1/27/2021』

■マーケットの住宅供給が不足しているため、価格が上昇を続けている

■ケースシラー指数は11月に全米数値で前年比9.5%上昇

■中古住宅の取引量はバブル期の2006年以来の高い水準

■理由は低いローン金利と少ない供給量による

やっぱり株と一緒で行き場のない低金利のお金が不動産に向かっている側面はあるんやろな。まぁ、アメリカの場合はまだ人口も伸びるやろうし、移民政策もトランプからバイデンに政権が移行して元に戻れば、人口も増えてより一層価格が伸びる要因は増えるんやろな。