「区割りの検討過程」

不動産・住宅・投資用不動産(日本・アメリカ)
サトシ
サトシ

こんにちは!サトシです。

昨年2年2か月に渡るアメリカ・オレゴン州ポートランドの単身赴任の旅から戻ってきて、5月から単身赴任で沖縄に出向して住んでいましたが、2021年3月5日で23年間のサラリーマン人生を卒業し、東京品川区南大井で不動産を主に取り扱う「Anchors株式会社」を起業することになりました。一緒に会社が成長していく様子を応援してもらえるとうれしいです!

     

いつもここからお買い物ありがとうございます。応援になります!

今日はまじめに不動産のお仕事のお話をします。

今回は仕入れをした現場の区割りに関するお話です。間

買わせていただいた現場が土地を2筆に分筆(分ける)できる現場ですので、その分割の仕方を決めるために、最大限効率の良い間取りをまずは作ってみて、そこで分割ラインを決めます。

建物はモジュール(規格)が決まっていて、一般に間(1間は約1.82m)が単位として使われています。ですので、11.375cm・22.75cm・45.5cm、91cmを小さい単位で組み合わせて建物のサイズを決めていきます。単純に土地を真っ二つにするというよりは建物の企画で最大限有効に使えるところで分割しておいた方が後で設計するときに効率よく建物を入れられるので、私はそういうふうに分筆予定線を決めるようにしています。

ですので、ここでしっかり建物の検討をしておかないと、後で非効率的な土地分割になってしまうかもしれませんので大切な作業です。

また、そもそも分割したことでちゃんとした間取りが入らないような土地を世の中に送る出してもしょうがないので、ちゃんと売れる商品が入るかどうかも確認しておく必要があります。もし、入らないのであれば分筆自体をしないことになるかもしれません。

今回は狭小地なので、特に間取りの検討が必要です。ほんとに申し訳ないくらい設計さん泣かせの物件なので、どうやってベストプランを入れていくかをあーでもないこーでもないと進めていきます。

こちらは無理してでも居室面積を広く取りたい、設計さんは極力きれいな収まりにしたいなど色々なところで議論しあいます。ほんとにせっかく途中まで入れていただいていて、途中でこうした方が良いのではないかとかいうのは心苦しいのですが、そうしないと良いものは生まれません。

まずは自分である程度、図面を書いて予想してみてから、設計の方に依頼します。自分がある程度のイメージを持っていないと設計者さんから上がってきた間取りに対して指摘ができないからです。

こうやって、土地の引き渡しを受けるまでに準備をしておいて、販売する価格や買ってくれそうなお客さんのイメージを持って販売してくださるところにお任せします。ちゃんと売れる資料を販売先に提供した方が売りやすいと思いますので、ここもしっかりやらないといけません。

出来る限りお客さんに安価に使いやすい建物に住んでもらいたいので、しっかり頭を使って考えることは難しくもあり楽しい作業です。

また、商品になったらご報告しますので楽しみにしててください♪