「ポートランド・オレゴンでピノノワールワイン用のブドウの収穫手伝ったで!」

アメリカ(オレゴン州ポートランド、その他)旅
サトシ
サトシ

こんにちわ。サトシです。

突然、会社からアメリカ海外単身赴任を命ぜられた英語も話せない40歳半ばの平凡なサラリーマンのはじめての海外生活の話です。

今回はピノノワールワイン用のブドウの収穫をお手伝いした時の話です!

※2019年の秋のお話です。

前回、日本人ワイン醸造家のシバさん(芝明子さん)のところでワインのボトリングのお手伝いをさせていただいたという話をしたんやけど、今回はブドウの収穫のお手伝いの話をします。

ワインのボトリングについては下記を参照してください。

「ポートランド・オレゴンでワインのボトリング手伝ったで!」
突然、会社からアメリカ海外単身赴任を命ぜられた英語も話せない40歳半ばの平凡なサラリーマンのはじめての海外生活を書かせていただきます。今回はワインのボトリングのお手伝いをした時のお話をします。

オレゴンのピノノワールワインはヨーロッパ原種の苗を持ってきて育てたものが多いそうです。カリフォルニアワインもピノノワールがたくさんあるらしいですが、オレゴンの方はすこしそういう気風があるのか、カリフォルニアと同じもんは造らんぞ、わてらでヨーロッパから持ってきたものを独自に育てるんじゃとオリジナルはヨーロッパ原種が多いそうです。

ですので、比較的若い木が多いので、これから年月が更に経ってくるとますます風味豊かなブドウが育っていくそうです。

ブドウの収穫は白ワインか赤ワインかロゼかどれを作るかによって収穫時期が変わります。白ワインやロゼ用は早めに収穫して、赤ワインはしっかり熟した状態で収穫します。

ブドウはこんな感じ。そのまま食べてもおいしいよ。
やることいっぱいや!

この熟した状態がなかなかやっかいで雨が多くなってくると腐敗が進みやすくなり、酸化しやすい状態になります。日に当たりすぎると、ブドウの表面が焼けてしまいます。ですので、気候を見ながら葉を切る量なども調整します。

なんて大変な仕事や!

また、糖分が増えてくると虫がそこに寄ってくるので、その食べたところが酸化してきます。この酸化した部分を取り除かないとおいしいワインになりません。ですのでブドウを摘む時に丁寧にその部分を取り除いて、かごに入れていきます。※普通こんなことを収穫するときに行いません。

こんな手間は効率が悪いし、人件費がかかり過ぎてでけへんで。みんなボランティアで手伝ってるからこそできるんやな。

運び方にもこだわりがあり、基本的に重ねても中身を潰さない小さなコンテナにブドウを入れて運びます。

一般的には効率的なおよそ人間様には到底持てないような大きなコンテナの中にブドウを入れて大量に運ぶのですが、そうしてしまうと下の方のブドウが重量でつぶれてしまい、それも酸化の原因になり味が落ちる原因になってしまいます。

色々なきめ細かい努力でおいしいワインが出来ているんだと思うとボランティアで手伝ったのも誇らしくなるな。

葉っぱで多い被されてると焼けにくいけど、雨が降ると腐りやすくなるのでコントロールが必要。

1日8時間ぐらいの長時間の作業にもかかわらず、皆さん喜んで作業するのはおそらく、いいものを自分たちが手伝えているという充実感だと思います。

この大自然の中で作業をしてるときれいな人間になれる気がするんや。
日本人は
真面目でええな。

まぁ、単純に自然の中で作業するの楽しいんですが。でも9月の後半になると雨が降ってきて気温が下がるとブドウの腐敗が進んで取り除く作業が増えてかなり大変になります。

でもやろうと思えるのはいいもの作りたいと燃えてるからだと思います。

モノづくりニッポンの心意気や!

ええもんみんなで作るで!

おそらく他のボランティアの方々も同じような気持ちになっていると思います。

利害関係のない色々な年代や職業の方々と集まって作業するのも楽しみで、良いお友達になって飲みに行ったりもできるので、お友達のいない人にもいい場所かもしれません。

あと、みんなで自然の中で食べるお昼ごはんが何よりのご褒美やー。

天気の良い時に外で食べるこの昼ご飯が格別や!このために来とると言っても過言ちゃうな。

私は誰かと飲みに行ってばかりやなぁと思いつつ、でも基本的に人見知りな私でもアメリカの生活では私なりに積極的になれているのは周りの人や環境が良いからだと思います。助け合いの精神や!

最後にお土産にワインを2本いただいて帰りました。2日で無くなりました(涙)。なので、ちょこちょこワインもシバさんから買わせていただきました。

サトシは結局5回手伝いに行くという、お人好しぶりを遺憾なく発揮してしもた。楽しかったんやけどな。でも日によってはつらかったけど、人足らんという言葉に弱い奴。断られへんのよな。

後日、収穫パーティーにも呼ばれて、豚の丸焼きをいただきました!

「ポートランドでワインの収穫祭に参加したで!」
突然、会社からアメリカ海外単身赴任を命ぜられた英語も話せない40歳半ばの平凡なサラリーマンのはじめての海外生活を書かせていただきます。今回は以前ワイン造りのお手伝いをさせていただいたことで収穫祭に呼んでいただいた時のお話です。

★シバさんが作っているワインにご興味ある方はぜひご連絡してみてください。★

「SHIBA-WICHERN」がワインのブランド名やな。

WEB: http://www.shibawicherncellars.com/

おいしいからついつい飲みすぎてまうねん。2014年から2016年のピノノワールワインです。

いつも飲みに行くついでに持ってきてもらって買ってたから、ホームページで買えるんかな?ようわかってへんけど。

 

お昼ごはんなシバさんの旦那さんのクリスのお父さんお母さんが作ってくれるんやけど、もっと英語うまく話せたらコミュニケーションもっと取れたのになぁ。

ホットドッグとかマジうまい。お昼はビールを飲んでました。ここに参加していた方で自分でビール作って持ってきてくれる人がいたりして、そのお昼の時間は最高でした。でもこういうのに参加するたびに英語勉強せなあかんなと思うのでありました。

  

ブドウ摘む時マジで手ベタベタになるで。手袋必要やな。あと靴はトレッキングシューズみたいな防水のやつがいいで。晴れとっても早朝やと朝露で靴めっちゃ濡れるで。あと日焼け止めと帽子も買った方がいいで。日焼け止めはマジで日本製の方がサラサラしてて気持ちがいい。

 

オレゴンといえばサンクゼールさんよな。ワインの収穫行ってるところがサンクゼールさんの工場の近くやねん。ジュースとかジャムとかもめっちゃうまかったで。結構ポートランドのレストラン行ったらサンクゼールさんのジュース置いてるんよな。なんか日本企業の作っているものが普通にアメリカのレストランに置かれてて感動したわ。